証言から見えた「暴力による支配」 脱出を試みると「中国人30人ほど確保されボコボコに」

10か月間かけ子をさせられた20代の女性Aさん。Aさんは、SNSの高額アルバイトの募集に申し込み、指定されたカンボジアに向かったといいます。しかし、案内された先は…

カンボジアで詐欺 Aさん(20代)
「有刺鉄線が巻かれている、高い塀に囲まれた建物で、セキュリティーが数人、ドーベルマンのような番犬もいた」

拠点では、他の日本人9人とともにかけ子をさせられたAさん。それを仕切っていたのは…

カンボジアで詐欺 Aさん(20代)
「ボスとみられるのは中国人夫婦だった。詐欺のストーリーを考える『先生』と呼ばれる中国人がいた」

私たちが入手した証言では、7人のうち4人が「指示役は中国人だった」という趣旨の話をしています。

同様に、詐欺拠点に監禁されていたという30代の男性Bさん。Bさんは、SNSで知り合った知人から、「ホテルのレビューを書く仕事をやらないか」とカンボジアに誘われ、現地に向かうと…

事務所にいた日本人
「お前は騙されたんだよ。ここで1年間働いてもらう」

拠点では、日本人30人ほどが、かけ子として働かされ、1日14時間も電話をし続ける生活だったといいます。

カンボジアにいたBさん(30代)
「見張り役がいて居眠りした場合は罰金。2度目からはスタンガンを当てられていた」

カンボジアに来て3日目、Bさんは知人と共に脱出を試みますが…

カンボジアにいたBさん(30代)
「別の建物の屋根に飛び降りたところ、音で気づかれて、中国人30人ほどに確保され、素手や棒でボコボコにされて意識を失いかけた」

さらに、こうした“恐怖支配”によって命を落とした若者がいることも明らかになりました。