カンボジアで遺体となって発見された韓国人大学生 薬物強要も…

2025年8月、カンボジアで遺体となって発見された、韓国の大学生、キムさん(仮名・22)。

――これは何の写真?

カンボジアで息子を亡くした父親
「軍隊を退役したばかりの頃の写真。悔しい、若いのに何も成し遂げられず…」

キムさんを殺害したとして起訴されたのは、詐欺組織のメンバーとみられる中国人の男らでした。キムさんの身に何が起きたのでしょうか…

カンボジアで息子を亡くした父親
「もともと学校で、ドイツに研修に行くと言っていて、後で調べたらカンボジアに行ったらしい」

知人から、「口座を買い取ってくれる人がいる」と誘われ、お金のために軽い気持ちでカンボジアに渡ったというキムさん。

父親のもとには、キムさんから送金を求める電話が来るようになり、その後、詐欺組織の人間からもお金を要求する電話がかかってくるようになりました。

詐欺組織から父親への電話
「(息子が)トラブルを起こしたから、解決すべきだろう」

ときには、電話の向こうで暴行するような音が聞こえてくることもあったといいます。さらにキムさんは、拠点の中で薬物とみられるものまで強要されていました。

SNSより
「殺す前に吸え!早く、もっと強く」

その後、家族のもとにカンボジア政府から送られてきたのは、火葬をおこなうための書類。

死亡診断:心臓麻痺(拷問による激しい痛みのため)

逃げ場のない詐欺拠点で、22歳の若者の命が拷問によって奪われたのです。

カンボジア当局は、2025年から大規模な摘発を続けていますが、いまも多くの日本人や韓国人が拠点に取り残されている可能性があり、対応が急務となっています。