「状況証拠が示す事実が複雑に絡み合う事件だが、1審判決はそれらの事実の推認力を慎重に吟味」大阪高裁も1審判決を支持

大阪高裁(村越一浩裁判長)は3月23日の判決で、「野﨑さんに不審感や違和感を持たれることなく致死量を超える覚醒剤を、覚醒剤と知られずに摂取させることは、不可能ではないものの、容易にやり遂げることができるものではない」と指摘。

被告の検索履歴についても、「覚醒剤で死亡させることを考えた行動とみることもできるが、少なくとも明確な殺害計画を立てていたとまでは認定できない」としました。

そのうえで「多数の状況証拠が示す事実が複雑に絡み合う事件だが、1審判決は、それらの事実が持つ推認力を慎重に吟味し、被告が犯人であることについて『常識に照らして間違いない』といえるまでの心証には達しないとして、無罪を言い渡したと認められる。1審において、争点をめぐる当事者双方の攻防も尽くされている」として、1審判決を支持。検察側の控訴を棄却しました。

検察側が最高裁に上告しなければ、須藤被告の無罪が確定します。