「妊娠の話が平行線、殺害を考えるように」
検察側の懲役25年の求刑に対し、言い渡された判決は懲役21年だった。榊原裁判長は、「妊娠をめぐって話し合いが平行線をたどったことで、被害者の存在を疎ましく思うようになり、殺害を考えるようになった」などと述べた。
「証拠隠滅の目的と併せて、金目のものがあれば自分のものにしようという意思が
被告人にはあったと認められる」などと述べ窃盗の罪も認定した。
そのうえで、「被害者を経済的に利用し、追い込まれると自らの利害のみを考え、
身勝手極まる意思決定には強い非難が向けられる」などと断じた。
一方、「遺族らの苛烈な処罰感情に直面するなどして、被告人が改めて自らの犯した罪の重さなどに真摯に向き合い、反省を深めていくことが望まれる」「被告人の帰りを待つ母親がいることも考慮した」などと量刑の理由を説明した。
判決が言い渡されると、佐藤被告は表情を変えることなく落ち着いた様子で元の席に戻った。閉廷後、被害女性の親友の女性は「短すぎる。何年になっても戻ってくるわけではないが、悔しい、ごめんね」と涙ながらに語った。














