真珠湾攻撃のジョークも アメリカ側の評価は
喜入キャスター:
今回の会談について、アメリカ側はどのように受け止められているのでしょうか。

涌井文晶 ワシントン支局長:
アメリカメディアの報道になりますが、トランプ大統領の「真珠湾」をめぐる発言一色になっています。
ワシントンポストは、「日本の総理を前にトランプ大統領がパールハーバー=真珠湾のジョークを言った」という見出しになっています。
同様に、ニューヨーク・タイムズの見出しも「タブーを破って、真珠湾攻撃に触れた」というような解説もしています。
論調としては▼今までの大統領がやらなかったようなタブーを(トランプ大統領が)破ったというものや、▼首脳会談でも(トランプ大統領は)予測不能な発言をするといったものがみられています。
こうした論調一色になったのは、イラン情勢、ホルムズ海峡の情勢をめぐり、もっと厳しい要求があるとみられた中で、それがなかった。無難に乗り切ったということも大きいのではないかと思います。
やや取り越し苦労だったというところもあり、この発言に焦点が当たったのが実情だと思います。
上村キャスター:
トランプ大統領は今回の会談をどのように評価しているとみていますか。
涌井文晶 ワシントン支局長:
トランプ大統領も一定に評価していると思います。会談に先立ち、ホルムズ海峡をめぐり日本とヨーロッパ各国が「ホルムズ海峡の事実上の封鎖を最も強い言葉で非難する」という共同声明を出していましたし、会談の中で日本も協力する姿勢を示しました。
トランプ大統領は(会談が行われる前に)日本やNATO各国に強い圧力、艦船の派遣を求めるなどしてきましたが、それが一定に効果が出たと手応えを感じているのではないかと思います。
ただ一方、つい先ほどNATOに対して、「イランとの戦いには参加せず、しかも船も派遣しない、石油が高いと文句を言っている」というような不満を表明するSNS投稿をした上で、「臆病者どもめ」という非常に強い表現の罵倒を改めて投稿しました。
今後も各国に対して圧力をかけてホルムズ海峡の事態打開に引き込んでいこうという動きを見せるのではないかとみています。
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<プロフィール>
中島哲平
TBS報道局政治部 官邸キャップ
防衛省や外務省担当など歴任
涌井文晶
ワシントン支局長
トランプ氏を2年半取材














