「仕事として認められていないと感じて、退職を考えなければいいのになと」

 今回の「給与改定」は、すでに働いている職員も対象になります。

 こちらの公立幼稚園では、14人の教諭の大半が、“賃下げ”になる可能性があるといいます。

 3月末で定年退職する園長は、後輩たちの今後を心配しています。

 (大津市立平野幼稚園 井上真矢子園長)「子どものためと思うから一生懸命頑張りたい人ばかり。ぎりぎりのところで一生懸命頑張って仕事をしている。仕事として認められていないと職員が感じることで、退職を考えなければいいのになと願っています」

 ほかの公立幼稚園で働く教諭は、実質的な“賃下げ”によりモチベーションが下がることはないとしつつも、複雑な思いを持っています。

 (現役・幼稚園教諭)「大津市として就学前の教育を大事に思っていないのかな。だから幼稚園の先生の給料を下げるのかな。不信感を抱きました」

 市は実質的に“賃下げ”となる現役幼稚園教諭について、今年3月時点の給与水準を保障し、減った分は補てんするとしています。

 早ければ、3月25日の市議会で採決されることになる“賃下げ案”。大津市の子育て政策はどこに向かうのでしょうか。

(2026年3月20日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『特集』より)