午後2時ごろ、移動式図書館は南志見地区へと向かいます。

公民館に着くと、ここでも大勢の利用者たちが本の貸し出しを求めて集まりました。

権野さんが「一応、両面で1000冊ほどある」と利用者に声をかけると、「本当?えっ」と驚きの声が上がります。

利用者「本に書いてある面白い話をノートに書き留めてね、もう鬱になりそうな時に開いて見ています」

「輪島は本屋さん行っても編み物の本1冊もない。1冊買いに穴水まで行ってきてん、私。助かる。私まさか図書館の本利用すると思わなかった。借りるのが苦手ねん。買って編むのが好き。自分の物にして。でも今じゃ本屋さん行ってもないから助かりますね」

輪島市立図書館 権野勝彦さん「皆さん本がいっぱい増えて良かったわって言ってくれるんで、本当私たちも頑張ってきた甲斐があったなって思ってもます」「本を見ていただいて、借りていただければ良いんですけど、今ボランティア団体さんと一緒にサロン活動もやってます。そこは本を絶対借りなきゃいけないって訳じゃなくて、皆さん気軽に出てきていただいて、お茶でも飲みながらお話できるような場が作れれば良いなって思ってます」

震災と豪雨で大きな被害を受けた被災者たちにとって、心を通わせる居場所となっている移動式図書館。

きょうも輪島市内では本が地域の絆を結んでいます。