地震と豪雨で大きな被害を受けた石川県輪島市で、新しい移動式図書館の運行が始まっています。

書店の少ない奥能登で、本を通して被災者の心を癒す取り組みを取材しました。

輪島市内の公民館に停められた一台の車両。

扉を開けると、中にはたくさんの本が並べられています。

利用者「何の目的もなくても、本屋さん行ってふらふらっとこうやって眺めるってことがなくなったから、嬉しいねぇ」

「綺麗で気持ち良いねえ。選びやすいしねぇ。縦で」

輪島市内で先週から運用が開始された新しい移動式の図書館車両です。

輪島市立図書館 権野勝彦さん「今までは軽自動車の荷台にコンテナを積んで持って行ってってことをしていたんですが、今回導入された車っていうのは、トラックの後ろの荷台がガバッと両側開くようになってまして、そこで開けますと本棚がそのまま積まれているような形になってます。皆さん本棚を自分で見ながら本を選んでいただけるっていうような形になってます」

提供:輪島市立図書館

輪島市立図書館では地震後、東京の災害支援団体の力を借りながら図書館から直線距離で2キロ以上離れた仮設住宅13か所を車で回り、本の貸し出しなどを行ってきました。

2月寄贈された新しい図書館車両は、1・5トンのトラックを改装して作られていて、今までの2倍以上にあたる1000冊以上の本を積むことができます。