■「負けた数だけは誰にも負けない」補欠監督だから伝えられること

仙台育英の室内練習場には、『人生は敗者復活戦』という言葉が掲げられています。
そもそも須江監督は、仙台育英野球部出身。高校時代は補欠で、2年生からは選手を辞めグラウンドマネージャーを務めました。

自身の高校時代を振り返ってーー

仙台育英 須江航監督:
私にまつわることの起源って全部一緒で、『僕が何者でもない』ということです。負けた数だけは誰にも負けないので誇れますからね。補欠監督ですから。
プレーヤーじゃないということが恥ずかしいなと思ってしまう部分もあった。
ただ、何の役にも立たない部員だったので、そんな補欠の部員に役割を与えていただけることが少し喜びに変わった

そんな須江監督。『人生は敗者復活戦』という言葉が座右の銘になりました。