珍しいリンゴの話です。
長野県飯綱町の農園で収穫される「奇跡のリンゴ」。一玉1000円で販売を目指すそのリンゴのヒミツを取材しました。

光を当てると輝く不思議なリンゴ。

品種は、たっぷりの果汁とバランスの取れた甘みと酸味が売りの「サンふじ」ですが、さまざまな特長を持っています。

作っているのは飯綱町の伊藤史雄(いとう・ふみひこ)さん。
1玉1000円での販売を目指しています。

「昔から『特殊なリンゴ』ということで特別に『プレミアムパインアップルサンふじ』という名前を付けて販売しているリンゴ」

なぜリンゴなのにパイナップルなのでしょうか?

「パイナップルを食べているような感じの風味がする独特な味わいのあるリンゴ」

伊藤さんの果樹園では、およそ1ヘクタールのリンゴ畑でサンふじを中心に栽培。
しかし、200本ほどある木の中で、プレミアムパインアップルがなるのはなぜか2本だけだと言います!
その名の由来はさらにもう一つ…。

「通常のサンふじと比べると果肉内に入る蜜の量が全面に霜降り状に入る」

同じ畑でできたサンふじと並べてみても、蜜の多さは一目瞭然!
リンゴ全体に広く、そして濃く蜜が入っているのがわかります。
「見た目も果肉内全体に蜜が入るので切ったときにパイナップルみたいに見える」


実際に取材班が持ち帰ったリンゴを食べてみると…。
(レポート)「リンゴの甘みと風味が口いっぱいに広がって確かに言われてみればパイナップルっぽい感じもしますね」

どうしてそんなリンゴが生まれたのか?そのヒミツに迫ります。
