母を残す後ろめたさと「クリスマスケーキの法則」

東京に出るか迷う長野の会社員
「もっと違う世界があるんじゃないかなっていう気持ちもあるし、私は母親のような道は歩めないというのもある」
長野県に住む25歳の会社員の女性。「男は仕事、女は家庭」そんな価値観の中で育ちました。一緒に暮らす祖母は、“昭和の人”そのものだといいます。
東京に出るか迷う長野の会社員
「(私の)弟が家の跡継ぎになるので、弟が先にご飯が出てきたり」
祖母は、とりわけ嫁である母親には厳しく、自由を与えませんでした。

東京に出るか迷う長野の会社員
「外には(自由に)出させてもらえなくて、家事をずっとやっている。やっと子育てが終わるのに、次は好きじゃない祖母の介護をすることになるんじゃないか。(母は)『私は召使いなの?』と」
地元を出たい気持ちがある一方で、ここに母親を残していいのかという葛藤もありました。
東京に出るか迷う長野の会社員
「私がお母さんにできることは、そばにいることだし、目を背けて出て行くのは違うのかなという後ろめたさもあって」

最近、地元・長野の同級生2人が転職し、一足先に東京で暮らし始め、東京を訪れる機会が増えました。
東京に出るか迷う長野の会社員
「(東京に)住んでみてどうなの?」
上京した同級生
「自分では合ってるかもと思ったけど」
「分かる。合ってる」
「自分を出していいんだなというのは東京に来てから思った」
さらに彼女には、長野を離れたい理由がありました。

東京に出るか迷う長野の会社員
「クリスマスケーキ法則あるじゃん」
上京した同級生
「何それ何それ」
「クリスマスケーキの法則」とは、クリスマスケーキが25日を境に売れなくなるように、女性も25歳を過ぎると価値が下がり、結婚しづらくなるという古い考え方です。
上京した同級生
「マジで私たちの年齢って全然まだ。結婚とかじゃない」
東京に出るか迷う長野の会社員
「長野にいて、みんな結婚ブーム」
上京した同級生
「でも焦るかも、孤独感じるかも。『待って、私やっぱおかしい?』みたいな」
東京に出るか迷う長野の会社員
「分かる。めっちゃ分かる。長野にいても楽しいんだけど、何か『うーん』みたいなのが…」














