
玉名市伊倉の八幡宮は、北八幡宮と南八幡宮が道路を挟んで向かい合って建てられていて、春と秋の大祭では、美しく着飾った女性が行列を組んで町内を練り歩く「練り嫁行列」が行われます。映像は、RKKに残されている最も古い練り嫁行列の様子で、1976年(昭和51年)の撮影です。当時のニュースはこう伝えています。

「玉名市伊倉町の南八幡宮と北八幡宮の春祭りが今日行われ、呼び物の練り嫁行列で賑わいました。この練り嫁行列は「練り嫁御前祭り」ともいわれ、美しく着飾った未婚の女性が、稚児と一緒に行列を作って街を練り歩き、自己宣伝をするところからその名が生まれたといわれるお祭りで、1200年も前から続いているそうです。


今日は、午後から振袖姿の稚児たちに混じって若い女性や氏子さんたちおよそ200人が、笛や太鼓を先頭に、町の中を練り歩き神社に向かいました。
この「練り嫁行列」、昔は嫁定めとして若い男性に人気があったそうですが、最近は、適齢期の娘さんがこの行列に参加するのを嫌がるため、昔のようには盛り上がらなくなったと言う事です。それでも、沿道には行列を一目見ようと大勢の見物人が詰めかけ、「あん、良か女はどこん娘かな」と嫁定めの声も聞こえ、大賑わいでした」

当時のニュースでも、練り嫁行列が「お嫁さん探し」の側面を持っていたのは昔のことだとしています。このあともRKKは何度もこのお祭りを取材していますが、原稿が「嫁定め」に触れているのは1982年の秋が最後。古くから続く祭りも、時代によってその意味合いが変わっていくことがわかります。














