「横波に弱い」小型船舶特有の“安定性の低さ”

若林教授が強調するのが、小型船舶が持つ構造上の弱点、特に「横波」への脆弱性です。
「船はある程度の速力を持って走っていれば安定しますが、真横から波を受けると、航行中でも非常に危険です。もし停止している場合は、船体の安定性は著しく低下し、転覆の危険性がかなり高まります」(若林教授)
さらに、今回の船の形状についても懸念を示します。小型船は「舷(げん:船の側面)」が低く設計されているため、横から波を受けると、少し傾いただけで水をすくってしまい、転覆しやすいということです。














