2023年に交際相手だった当時18歳の女性を殺害し、山梨県内の山林に遺棄した罪などに問われている男に対し、検察側は懲役25年を求刑しました。

東京・江戸川区の渥美遼馬被告(33)は2023年6月、都内の駐車場に停めた車の中で、交際相手だった野本結梨香さん(当時18)を刃物で突き刺すなどして殺害し、山梨県内の山林に遺棄した罪などに問われています。

渥美被告は初公判で死体遺棄の罪などは認めたものの、殺人の罪については無罪を主張しています。

検察側は、きょうの論告で「被告は被害者の胸にペティナイフを根元まで突き刺していて、強固な殺意が認められる」と指摘したうえで、「被害者の生存を偽装しながら山林に遺棄した」「何重にも死後の尊厳を害し、特筆すべき悪質性が認められる」として、渥美被告に懲役25年を求刑しました。

一方の弁護側は、改めて殺人罪は成立しないと主張し、死体遺棄などの罪についても「特に悪質と言えるほどの事情はない」として、執行猶予付きの判決を求めました。

裁判の最後に、裁判長から「言いたいことはないか」と問われた渥美被告は「どこをどう考えても自分のせいだなと。申し訳ないとしか表現ができない」とうつむきながら話しました。

判決は今月16日に言い渡される予定です。