「同調効果」と「利己強調」
特に違いがでた質問がこちらです。

①『近所の人が全員車を置いて徒歩避難したら、どのような手段で避難しますか?』と
②『車避難することで、あなたが渋滞に巻き込まれて逃げ遅れる可能性があります。どのような手段で避難しますか?』
実はこの2つの質問のうち①は「同調効果」。②は「利己強調」、つまり自分の利益を強調をしたものなんです。結果はどうなったのでしょうか。

通常の質問のときは「徒歩避難」が38.9%でしたが、①同調効果のある質問では「徒歩避難」が67%。②利己強調の質問は「徒歩避難」が52.7%となりました。

いずれも伝え方を変えるだけで、「徒歩避難」が「車避難」を上回りました。佐藤准教授は特に、この同調効果は「徒歩を選ぶ人が増えると、それが全体に波及して、車から移行する人が増える可能性を秘めた結果」だとしています。
広報体制、避難計画、そして、地域住民の理解を得ること…。
様々な課題はありますが、それを教訓とすることで、今後より安全に早く避難することにつながるのではないでしょうか。














