デフレ深刻…“信用危機”の懸念
柯隆さんは、中国のデフレ経済を「日本の30年前とよく似てきている」と話す。
『東京財団』主席研究員 柯隆さん
「デフレに陥って不動産が売れなくなり不良債権化する。日本と違って不良債権の数字は表に出てこないが、どんどん負のスパイラルにはまってしまっている感じだ」

【過剰投資・過剰生産】【値下げ競争】
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【デフレ深刻化】
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【企業 債務不履行】収益悪化
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【銀行 貸し渋り・不良債権処理】経営悪化
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【信用危機】
――色んな大手不動産デベロッパーが潰れたという話はあるが、連鎖して金融機関が倒れたという話はあまり聞かない
柯隆さん
「大手国有銀行は国が守るから絶対潰れないが、たくさんある中小の金融機関はM&Aで吸収合併させる。ただ、吸収合併しても不良債権は残るわけで、最終的には国債をたくさん発行して引き当てていくのだが、やりすぎるとハイパーインフレになる。バランスシート上は不良債権の金額が縮小するが社会不安は残る」
――信用危機になったときには、もう駄目だという企業は潰して不良債権を表に出して、公的資金を金融機関に注入して残す金融機関を決めていくということを早くやらないと手遅れになるというのは、日本から学んだのでは
柯隆さん
「当時の日本を知っている中国人はみんな高齢化している。だから習近平政権の中にはおそらく専門家がいない。現役の政策立案者たちは、『少し時間がたてば景気が良くなるだろう。良くなればまた復活してくるだろう』という考え。楽観的に期待しながら、結局時間をロスする。そうするとますます信用の収縮、貸し渋り貸し剥がしがどんどんこれから起きる」
(BS-TBS『Bizスクエア』 2026年3月7日放送より)














