「防災」を超えて伝わる心
茨城県のひたちなか市立市毛小学校。5年生の小澤遼人くん(11)は「最後だとわかっていたなら」の授業を終えてすぐ両親に手紙を書いた。帰宅して早速、母・実穂さん(38)に手渡す。
「はいこれ」「なんだい?」「手紙だよ」
市毛小学校では保護者も一緒に授業を受けた。実穂さんも泣きながら授業を聞いていたが、息子からの手紙を読んでさらに感極まった様子。そこには「あなたたちは僕の宝物です」と書かれていた。
「お前が言うなよ」
泣きながら笑って、実穂さんは続けた。
「情けない母ですけど、これからもよろしくお願いします」
お互いへの気持ちを聞いてみると…。
「お母さんは怒るときはがっつり怒ってくるけど、優しいときは本当に優しいからそこが好き。自分のこと大事にしてくれてるなって伝わるからそこが好き」
「自分が辛いときに『お母さん大丈夫?』って、なんかトントンってしてくれるんですよね。自分のところにいる間は大事に大事にしていきたいです」
こんな言葉が生まれる授業。柏山さんは「心理的防災」とは別に、ある効果を期待している。
「震災のときっていろいろあったけど、結構優しさにあふれていたような気がするんです。お互いがお互いを想うとか、自分にできることは何だろうとか、それが平常化するっていうか常にそういう感じになっていくと何かいいなと思います」
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