被災者の「後悔」が「心理的防災」につながる
大阪にある東朋高等専修学校には、かつて不登校を経験するなど生きづらさを抱えてきた生徒が多く通っている。高校生活「最後の授業」として3年生を対象に「最後だとわかっていたなら」が行われた。ある男子生徒(18)は大切な家族に手紙を書き授業中に発表した。
「いつもおいしい弁当を作ってくれて、いつも優しい笑顔で僕を愛してくれる」
そこまで読むと涙が止まらなくなった。
「いつも思ってること伝えられへんから」
ここにもやはり、大切な人を失った被災者たちに自身を重ねる生徒たちがいた。さらに「防災」につながるこんな感想も聞かれた。
男子生徒①(18)
「家族を絶対に失いたくないから家具を全部固定しようと思います」
男子生徒②(18)
「人を大切に思う気持ちも防災につながるんじゃないかと思いました。動画に出ている方々はみんな後悔してて、多分私たちには『こんな思いをしてほしくない』と思っていると思います。もう自分は『絶対に後悔しない』と思いました」
岩手日報の柏山さんは「心理的防災」をこう捉えている。
「震災への対策って余りやらない、心が動かないと。悲しかったり泣いたりと感情が動く。その根っこにあるのが東日本大震災だと思うと関心を持って調べますよね。それが結局どこで何が起きるか分からないから備えようというところに繋がっていくといいなと思います」

















