日本船「日章丸」が繋いだイランとの関係

実は日本とイランの関係は深い。そのきっかけが、約70年前に起きたいわゆる「日章丸事件」だ。
当時、イランの原油はイギリスの会社が独占していた。これにイラン政府が反発、石油会社を国有化した。
ところが、イギリスは対抗措置としてペルシャ湾を封鎖。それまでイランから原油を購入していた国々が取り止めたため、イラン経済は立ち行かなくなった。
そのとき動いたのが、出光興産のタンカー「日章丸」だった。イギリス側から拿捕される危険がある中、封鎖をかいくぐりイランから原油を購入したのだ。
当時のイランの新聞
「世界が見捨てた時、日本だけが助けに来てくれた」
この出来事はイランで語り継がれた。
駐日イラン大使に聞くと、日章丸の名前を挙げ、こう続けた。

イラン セアダット駐日大使
「イラン国民に心強いメッセージを送ってくれました。我々が知る日本はイランでの評判が非常に高く、人々は感謝を忘れていません。これはイランと日本にとっての財産なのです」
その後も日本は、イランなど中東諸国との関係も重視してきた。

















