東京、神奈川、埼玉、千葉…首都圏1都3県の広さの氷が消失

最も深刻だったのは西南極の「アムンゼン海」沿岸で、調査期間中に氷が最大42キロメートルも内陸に向かって後退していました。

特に「東ゲッツ」「スミス」「スウェイツ」「パインアイランド」といった氷河や棚氷周辺で最も大きな影響が出ています。

【図2】西南極における氷の境界線の後退状況(拡大図)                       特に深刻な影響を受けている「パインアイランド氷河」(左)と「スウェイツ氷河」(右)周辺の拡大マップ。黒や紫の線(1990年代)から、オレンジや黄色の線(2020年代)へと、30年間で氷の境界線が内陸に向かって大きく後退していることが分かる。ESA (data source: Rignot et al, 2026).

全体の面積で見ると、南極大陸は1996年から2025年の間に、陸地に乗り上げていた氷(接地氷)で、約1万2,800平方キロメートルの面積を失いました。

これは、東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県(約1万3600平方キロ)とほぼ同じ面積で、ヨーロッパのベルギーの面積のほぼ半分に相当する膨大な広さです。