情勢悪化でも輸入先変更は困難…日本が中東に頼る3つの理由

 石油生産国でトップは、実は中東諸国ではなくアメリカ。しかし、日本がアメリカでなく中東に頼るのは、3つの理由があると言います(木内氏)。

(1)安定供給のため
中東は輸出前提で生産→安定供給が可能
アメリカは自国優先で消費→供給不安定な場合も

(2)原油の種類が違う
中東は「重質」
アメリカは「軽質」

油の質が違う精製する際の技術も異なるということです。

(3)輸送コスト
中東の方が日本との距離が短い

 したがって、中東情勢が悪化したからと言って、すぐに原油輸入先を中東以外の地域に変えることは難しいようです。

 またジャーナリストの立岩陽一郎氏は、中東産油国との友好関係に触れながら、日本はこれまで通り中東の原油を確保する方向に動くべきだと主張します。

 (ジャーナリスト・立岩陽一郎氏)
「中東の産油国はイランを含めて日本に非常に友好的。これまで日本は石油が供給されない危機的状況を何度も経験したが、これらの国々が助けてくれた。そこを切って、日本に合わないアメリカ大陸の石油に切り替えていくのか、ここは議論がある。ホルムズ海峡を通る、良質な原油を確保する方向に行くべき」