原油の値上がりなど日本経済への懸念も多くある。今後の注目点は?

◇元中東支局長 秌場聖治 記者:
現時点で、今後どうなるかは分かりません。
ただ、いくつかヒントになることはあります。

一つは、イランの反撃能力がどの程度、残っているのかです。

イスラエルを現地で取材している記者の報告によると、イランの反撃が去年6月と比べて弱く感じたということです。本当にイランの戦闘能力自体が落ちているということであれば、戦争の長さに関係してくる可能性があります。

もう一つは、トランプ大統領は「新しい指導部」とか「3人のいい選択肢がある」などと言っていますが、これはいったい誰を指すのか。

そもそも、新たな最高指導者はまだ選ばれていません。ここ1日~2日で選ばれるというような話もありますが、まだ選出されていないんです。
また、殺害されたハメネイ師の職務を3人で代行することになっていますが、この3人のうちの誰かが、トランプ氏の言う交渉相手、というのも少し考えにくいです。

今後、トランプ大統領が言っている「3人のとても良い選択肢」の顔ぶれがもし分かってくれば、その人たちのキャラクターやこれまでの志向などから、この先の組み立てが、ある程度は見えてくるかもしれません。