ハメネイ師を殺害しアメリカとイスラエルの狙いは達成された?

◇元中東支局長 秌場聖治 記者:
イスラエルにとっての狙いは極めて明白で、それはイラン指導部の排除です。
問答無用でハメネイ師を狙いにいっていることからもわかります。
またイランの弾道ミサイル能力を破壊することも重要な目的でした。
これも今回の攻撃の対象を見れば明らかです。

ただ、アメリカについては、その狙いがイスラエルほどクリアカットでない印象があります。

トランプ大統領は攻撃後のビデオ演説で「政権転覆」を示唆していました。しかし、それをなぜ今やるのかということに関してはあまり言及されず、これまでのアメリカとイランの対立の歴史を長々と話すだけでした。これまでのトランプ大統領の発言を見てみても、一方で核の話をしてみたり、イランの反政府デモに参加した人たちに「立ち上がれ」と呼びかけたりするなど、今ひとつ狙いがはっきりとしません。
しかも「体制転換」と言っているのに、「新しい指導部とは話ができる」というように、一見、矛盾するような発言もあります。今はまだトランプ大統領の狙いが見えてきていませんが、今後、数日のうちにはっきりしてくるかもしれません。