捜査が行われていなかった“ゾロ牧場”を現地取材 「好き放題できる彼だけの『遊び場』」
エプスタインファイルの公開をきっかけに、真相解明に動き出した場所がある。現地へ向かった。
アメリカ西部・ニューメキシコ州、荒野を貫く道路を進むと…
村瀬健介キャスター
「ここが事件現場となっていた牧場の入口ですね」

通称「ゾロ牧場」。エプスタイン元被告が1993年に州知事から購入した広大な土地だ。
東京ドーム約700個分とも言われている敷地には、専用の滑走路などもあったという。

村瀬健介キャスター
「丘の上にあるのが、性加害の現場となった邸宅です。あの邸宅の中で何人もの少女たちが性加害を受けたとされています」
FBIなどは、エプスタイン元被告による被害者は1000人を超えるとみている。
ゾロ牧場で被害に遭った1人が、アニー・ファーマーさんだ。

アニー・ファーマーさん
「これは私と姉のマリアの写真です。私が16歳、姉が25歳で、エプスタインらから虐待を受けたころのものです。被害者たちは、正義の追及は党派を超えた問題だと繰り返し訴えています。犯罪が適切に捜査されず、多くの少女らが被害に遭ったのです」
被害者の訴えの一方で、ほとんど捜査が行われてこなかったのが「ゾロ牧場」だ。

現場には、被害者の救済を求める市民団体によって、モニュメントが設置されていた。
そこには「私たちにはあなたたちが見える。聞こえる。信じている」と書かれている。
市民団体のメンバー、リッキー・ドレイクさんは…

被害者救済を求める団体 リッキー・ドレイクさん
「何年もの間、被害者たちは気づかれもせず、声も聞いてもらえず、誰も行動を起こしませんでした。好き放題できる彼だけの『遊び場』だったのです」
村瀬健介キャスター
「ここに立って何を感じる?」
被害者救済を求める団体 リッキー・ドレイクさん
「胸が張り裂けそうです。怒りを感じ、そして、勇気をもらい…。ここに立つと被害者たちがどれほど孤独だったのか。私たちがもっと激しく戦わないといけないと感じます」














