弟のための引退――

ところが、王座から陥落した弟・銀次朗さんは、王座返り咲きを目指した去年5月の世界戦。

試合後に急性硬膜下血腫と診断され、緊急手術を受け生死をさまよいました。

兄・重岡優大さん「あまり覚えていないというか、精神が崩壊していたから何も考えられないし、経験したことがない時間」

一命は取り留めましたが、今も入院と後遺症のリハビリが続いています。

「良かったななんて思ったことないです。毎日会っていますが毎日かわいそう」

弟をサポートするため、兄・優大さんも現役を引退しました。

第2の人生として選んだのは。

兄・重岡優大さん「コーヒーショップでアルバイトしながらボクシングをしていた。それからコーヒーの魅力に気づかされて、ボクシングを引退したら絶対にカフェをやろうと思っていた。ボクシングを通して弟が出会ってきた人たちが、もう一度、銀次朗と再会できる場所を作れたら」