サイドが変わった後半 一進一退の攻防に

 サイドの変わった後半。どちらが試合の主導権を握るのか、追加点をめぐって息詰まる攻防が続きます。

 前半同様に再び接点で圧力をかけて攻め込んでいく大阪桐蔭。しかし、京都工学院もぎりぎりのところで得点を許しません。大阪桐蔭の武器であるモール攻撃に対しては、ラインアウトで上手くプレッシャーをかけて、得意の形をつくらせません。何度も何度も自陣深くまで攻め込まれながら、粘り強いディフェンスで跳ね返していきます。

 一方、攻撃のスピードを一気に上げて得点を狙いたい京都工学院に対して、大阪桐蔭はひとりひとりがしっかりと前に出る規律のとれたディフェンスで、ラインスピードを上げる前に攻撃を寸断してチャンスをつくらせません。両チーム無得点のまま刻々と時間が過ぎていきます。

 ようやく試合が動いたのは後半18分、それまで何度もチャンスを逃していた大阪桐蔭がついにチャンスをものにします。京都工学院が自陣で犯したペナルティーで吉川選手が絶妙のタッチキック。トラインラインまで5mの絶好のチャンスにつなげます。このチャンスにしっかりとラインアウトでボールをキープすると、モールがくずれた後に判断よくスペースを突いた内選手がトライ。後半は苦戦していたラインアウトからの攻撃で奪った貴重な追加点。24対8と逆転には3チャンス以上が必要な16点差にリードをひろげて勝負の行方を決定づけました。

 残り時間は約10分、京都工学院も必死の反撃を試みます。試合終了間際の28分には、前に出てくる大阪桐蔭のディフェンスに対して、上手く裏へのキックを使って意地のトライを返しますが反撃もここまで。最後まで落ち着いて試合を進めた大阪桐蔭が、粘る京都工学院を振り切り24対15で勝利。見事に近畿大会4連覇を達成しました。