大会4連覇を狙う大阪桐蔭vs19年ぶりの戴冠目指す京都工学院

 激戦を勝ち抜いて決勝の舞台に進んできたのは、大会4連覇を狙う大阪桐蔭と19年ぶりの戴冠を目指す地元京都の京都工学院。地元の応援団が、名門復活への熱い声援を送る中、試合はいきなり動きます。

 開始2分、大阪桐蔭は、最初に敵陣深くまで侵入した攻撃で京都工学院のペナルティーを誘発すると、このチャンスにFB・吉川大惺選手がタッチに蹴ると見せかけて意表をついた逆サイドへのキックパス。このパスをキャッチしたWTB・柴田啓太選手がトライエリアに飛び込んで幸先よく5点を先制します。

 吉村大志主将が「試合前から、どんな状況でも意識を集中して、相手のスキをついてチャレンジしていこうと話をしていた」と振り返った大阪桐蔭。正確な技術と的確は状況判断で狙いどおりの先制点に結びつけました。

 思わぬ形で先制トライを許した京都工学院。しかし、ここから地元の応援の力を背に我慢強く反撃していきます。持ち味のフィジカルを武器に接点で圧力をかけてくる大阪桐蔭に対して速さと巧さで対抗。追加点を許さず互角の展開に持ち込みます。

 そして、15分、キックチャージで大阪桐蔭のディフェンスラインがくずれた一瞬の隙をついて一気に敵陣に攻め込むと、BK陣の巧みな連携から最後はWTB・礒井仁選手がトライ。5対5の同点に追いつきました。このトライで勢いがでた京都工学院は、さらに20分、敵陣中央付近で大阪桐蔭のペナルティーを誘うと、CTB・森田亘瑛選手が約35mのPGに成功し、8対5とこの試合初めてのリードを奪います。