多磨全生園の将来に向けて一緒に考えるために

2025年3月、東村山市、多磨全生園、入所者自治会などで作る委員会が協議してまとめた「将来構想」が公表されました。

〇入所者が暮らし、療養する「入所者・施設運営」エリア 
〇自然の中で、地域と交流する「地域交流・自然公園」エリア 
〇ハンセン病問題の歴史を学び、人権について考える「史跡・教育」エリア

園内をこの3つに分け、今後、具体的な整備を進めるとしています。

参加者は未来の多磨全生園について、思い思いに書いた

イベントを主催した東村山市の企画政策課、濵﨑浩太郎課長
「きょうのイベントは『人権の森』と呼ばれる園内の自然を大切にして、楽しみながら、それをきっかけに、ここで起きた歴史を学んでいただくもの。今後は、この園をどのようにしていくか、入所者の思いを大切に受け止めながら考えて行きます。市民の皆さんと一緒に考えていけたらと思います」。

園内のあちこちに案内板がある

隔離や差別の歴史をなかったことにしないためにも、歴史を物語る実際の建造物や自然を残すことが重要です。
隣には国立ハンセン病資料館もあります。

ハンセン病が治る病気となった後も続いた、誤った国の強制隔離政策。

その歴史から学び、考えるために、多磨全生園を「人権の森」としてどう残すのか、入所者の高齢化が進む中、地域と一緒に、具体化への道筋をつけることが急がれます。

TBSラジオ「人権TODAY」担当: 崎山敏也記者