原因不明の熱

(渡邊勇さん)
「事件から数ヶ月後、新型コロナウイルスの蔓延が始まりました。その頃、僕の体は原因不明の熱が続き、37度を優に超える状態が日常になっていました。

もし自分がコロナだったら、お腹に子どものいる妻や、免疫力の弱い幼い子ども、隣に住む両親にうつしてしまうかもしれない。その恐怖は計り知れないものでした。

内科やCTなど、考えうる検査はすべて受けましたが、原因は分かりません。最後の選択肢として心療内科の予約を取りましたが、『新規の予約は2ヶ月待ちです』と言われました。

その時初めて、これだけ多くの人が心に不調を抱え、通院している現実を知りました」

講演会場に展示された美希子さんの作品【この記事の画像を見る】

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