「普段の生活より良い」被告の言葉に強い疑問
裁判は22回にわたって行われ、僕はそのほとんどに出席しました。裁判に出るまでは、犯人像は『自分の中の想像』でしかありませんでした。
しかし、法廷で実際に彼の声を聞き、立ち居振る舞いを見る中で、その想像が甘かったことを思い知らされました。
裁判の中で、特に印象に残っている言葉があります。
弁護士から現在の環境について問われた彼は、『今の環境には感謝の念しかない。今のような環境ならば、あんな事件は起こさなかった』と述べました。
彼は事件によって自らも火傷を負い、介助がなければ生活できない状態です。その状況を、『普段の生活より良い』と言っているのを聞いて、強い疑問を感じました」
──法廷での被告の発言に「強い疑問を感じた」という兄の勇さん。さらに、信じられない言葉を耳にしました。
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