家族みんながボロボロ 「しっかりしなければ」と自分に言い聞かせた
(渡邊美希子さんの兄 渡邊勇さん)
「事件後、滋賀県警の方からカウンセリングの案内がありました。母はすぐに受けることを決めましたが、僕は『大丈夫です。必要ないです』と、一度断ってしまったのです。
当時は、家族みんなが精神的にボロボロの状態でした。その中で『自分自身が崩れたらだめだ』と強く思っていました。自分が心の状態がおかしいと認めてしまえば、本当に崩れてしまいそうで、とにかく『しっかりしなければ』と自分に言い聞かせていたのです」
──しかし、兄の勇さんは原因不明の熱が続き、体調不良に陥ってしまいました。自覚のないまま、心と身体は悲鳴をあげていたのです。体調不良の原因は、当時の勇さんにとって思いもよらないことだったといいます。














