ウクライナのゼレンスキー大統領がロシアによる軍事侵攻開始以来、初めて国を離れ、アメリカを訪問しました。訴えたのは、党派を超えた支援の継続です。
記者
「ゼレンスキー大統領を乗せたとみられる飛行機がワシントン近郊に到着しました」
日本時間のきょう未明、アメリカに到着したウクライナのゼレンスキー大統領。
まず、向かったのは…。
記者
「ロシアの侵攻開始から10か月。ゼレンスキー大統領が初めて国を離れ訪れたのは、最大の支援国アメリカでした」
ホワイトハウスを訪れ、バイデン大統領と会談。バイデン政権はこの日、地対空ミサイルシステム「パトリオット」1基を含む2400億円あまりの新たな軍事支援を表明しています。
ウクライナ ゼレンスキー大統領
「バイデン大統領、あなたの大きな支援とリーダーシップのおかげで多くの国が私たちを助けてくれています。戦争は終わっていないのですから」
その後、連邦議会を訪れ、上下両院の議員らを前に演説。ウクライナへの支援継続を訴えました。
ウクライナ ゼレンスキー大統領
「(ロシアとの戦いは)来年がターニングポイントになるだろう。戦場で勝つためのターニングポイントに達するにはあなた方の支援が不可欠です。この戦いは私たちの子どもや孫、さらにその子ども達がどのような世界で生きるかを決めるものです。今止めなければ、他の同盟国も攻撃されるのは時間の問題です。私たちは今、対応しなくてはなりません」
ゼレンスキー氏はペロシ下院議長らにウクライナ兵士らの名前が書かれた国旗を渡し、「ウクライナ、アメリカ、そして自由国家が結束して勝つのだ」と強調。ウクライナ国旗の色に合わせた服装で連帯の意思を示す議員も見られました。
ただ、議会では、これまでのような大規模な支援に否定的な意見も出ていて、ウクライナ侵攻と今後どのように向き合っていくのか、改めて問われることになります。
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