中国国防省は、ロシア海軍との合同軍事演習を東シナ海で始めたと発表しました。

中国国防省によりますと、中国海軍とロシア海軍の合同軍事演習は、21日午後、東シナ海で始まり、初日は通信訓練やヘリコプターによる共同警戒の訓練などが行われたということです。

演習開始にあたり、中国側は「中ロの包括的戦略パートナーシップは深化を続けていて、両軍、特に両海軍の友情と協力は実り多きものとなっている」と、その意義を強調しました。

中国国防省は、今回の演習について「両海軍の実務協力と共同作戦能力のレベルをさらに高めることになる」としていて、ロシアとの軍事面での連携強化をアピールするとともにアメリカをけん制する狙いがあるとみられます。

合同軍事演習は27日まで実施される予定です。