『終のひと』が人生の分岐点となる作品に

ドラマストリーム『終のひと』撮影現場より

――今回の作品で、ご自身にとって初挑戦されたことなど、“初めて”だったことはありましたか?

“初めて”は、もういっぱいありました。今回主役という大役を頂いているので当たり前なのですが、こんなに連日ロケで朝から晩までというのも初めてでしたね。

ドラマの現場にはたくさんのスタッフの方がいて、常にセッションしながらという感じで、俳優はあくまでも「俳優部」でしかないということも改めて感じましたね。毎回現場が変わって、位置が変われば、照明の方も、「このシーンでこの役だったら、こっちから明かりは当てないかな」というように、常にセッションするんです。

舞台だと劇場に入ってから3日、4日で仕上げてゲネプロ(本番と同じ条件で最初から最後まで通す最終リハーサル)をして、本番へGOという流れで、テクニカルなスタッフさんと会うのはだいたい本番の1週間前ぐらいからなんです。

それがドラマだと、常に密にコミュニケーションを取ります。いろいろなスタッフの方の力や働きを現場で間近で見られるのも初めてで新鮮でしたね。

――ご自身にとって、この『終のひと』という作品は、どのような存在になりましたか? 

僕が役者を今後も5年、10年やっていくとしたら、必ず、この作品のことを話していると思います。結果として、何かが変わったというのは、未来のことなのでその時になってみなければ分からないですが、僕の中で“何かが変わる”作品ですし、今はまだ感覚ですが、“そこから分岐してこうなった”と、この作品については一生話すと思います。

――この作品を通して、次につなげていきたいなと思ったことはありますか?

一人じゃ何もできないんだな、というのは今回すごく思いました。

スタッフやキャストの方々ともっともっとコミュニケーションを取らなければだめだなと思いましたし、自分一人では何もできないことを痛感しました。周りに対しての思いやりみたいなものを持つことが、本当に大切だと改めて思いました。