死去した祖父が写真に?! 親族皆との共通体験がもたらした“死生観”

ドラマストリーム『終のひと』より

――今回、柿澤さんの“死生観”についても伺いたいと思います。これまで役としてもさまざまな「死」と向き合ってこられた中で、ご自身の中では「死」についてどのような考えをお持ちですか?

僕は役や作品とは関係なく、個人的にはあまり死に対して“怖い”というような感覚を今は持っていないんです。かといって、今すぐ死にますと言われたら、それは怖いと思いますし、死にたくないとは思うのかなと思いますが、眠っている間の記憶ってほとんど残らないじゃないですか。だからそれがずっと続くだけなんじゃないかなと思っているんです。

でも一方で、何か魂のような、霊的なものが残るというのは、実は信じています。なぜかと言うと、僕が実際に体験したんですよ。

僕の母方の祖父が亡くなったタイミングと、僕の兄が大事な試験に合格した時期がちょうど重なって、その時に開かれた食事会の際にデジカメで撮った集合写真を現像したら、真ん中に兄がいて同級生が周りにいて、その右上辺りに僕の祖父がいたんです。本当に、顔も、そのまんま祖父で。

親戚が集まっている時に誰かが見つけて、「うわー!おじいちゃんじゃん‼」となって。それでそのあと話していて、祖父は兄のことをとても心配していたので、きっと応援していたから写真に写りにきたんじゃないかって。僕らの勝手な解釈かもしれないですが、明らかに説明できないなと感じた出来事でしたね。

だからというわけではないですが、毎年必ずお墓参りに行きます。