専門家も驚く現状 今やるべきことは・・・? 

京都府立大学 原田浩二教授
「血液1mLぐらいにおいては大体10ngぐらいであるというのが普通なんですね」

PFAS研究の第一人者である京都府立大学の原田浩二教授は、血液からここまで高い値が検出されるのは、極めて異常だと指摘します。

京都府立大学 原田浩二教授
「元々地下水が非常にこういった高濃度になってるということ自体も、非常に稀な事例だと思っております。その結果、今回非常に高い血液中PFAS濃度が見られたということで、やはりこれは私としても、ここまで非常に強い汚染があるというのは初めての経験になります」

住民が気にする健康へのリスクについては…。

京都府立大学 原田浩二教授
「血液中の脂質の上昇であるとか、肝臓の障害、そして免疫機能等に影響を及ぼすというようなことが、指摘されてきているところであります。そういった疾患が、今後起こらないようにする必要があるんではないかと思います」

飲用地下水から、全国で最悪の汚染が発覚して2年。汚染源は、未だ特定されていません。

住民13人が、数万円の自己負担をしてでも、血中濃度検査をしたのは、
▼まずは「自分の身体のことを知っておきたい」ということと、
▼「今すぐ対策や結論がなくても、
 データを活用して今後に役立ててほしい」、ということ。

一方、なぜ東広島市が血中濃度検査をしないかというと、「国の方針が決まっていないから」ということです。環境省は健康影響研究を北海道大学など4大学に委託して、2024年6月から最長3年で共同で行われています。

原田教授によりますと、「PFAS汚染は広がる可能性がある。なるべく早く発生源を特定し、対策を講じる必要がある」とのことでした。