障害者支援のグループホームを運営する金沢市の企業が、利用者の食材費や職員の配置人数に応じた給付費、合わせて7200万円以上を不正に受け取っていたとして、石川県は10日、新たな利用者の受け入れを停止するなどの行政処分を行いました。

行政処分を受けたのは、金沢市額谷3丁目の「オリジナルサポート」です。

県によりますと、オリジナルサポートは野々市市新庄1丁目でグループホーム「住まいるハウス」を運営していますが、2021年4月から3年間にわたって、利用者から徴収した食材費が余ったにもかかわらず、返還するなどの適切な対応を取っていませんでした。

過大に徴収した金額は535万円余りに上ります。

さらに、2021年9月から約3年半の間に、日常の介護を行う生活支援員や、調理など家事を担う世話人の数が基準を満たしていないにもかかわらず、過剰に給付費を請求し受け取っていました。

石川県が定期的に行う運営指導により不正が見つかり、その後の監査で一連の違反行為を特定しました。

県は障害者総合支援法に基づき、オリジナルサポートに対し来月1日から1年間、新たな利用者の受け入れ停止を命じるなどの行政処分を行いました。

今後、施設の利用者が居住する県外を含めた18の市と町が、給付費の不正分について返還請求する見通しです。