ウクライナのゼレンスキー大統領がアメリカを訪問する中、ロシアのプーチン大統領は21日、アメリカ本土まで届くとされる新型ICBM=大陸間弾道ミサイルを近く実戦配備することを明らかにしました。
ロシア プーチン大統領
「近々、新型ICBMサルマトが初めて実戦配備される」
プーチン大統領は21日、ロシア国防省で開かれた会議で、NATO=北大西洋条約機構について「ほぼ全ての軍事力がロシアに向けられている」と主張しました。
そのうえで、ロシアの核戦力の「91%以上が新型兵器になった」と述べ、新型ICBM「サルマト」が近く実戦配備されると明らかにしました。
「サルマト」は射程距離が1万8000キロと南極経由でもアメリカ本土に到達し、10個の核弾頭が搭載可能だとされています。
来月には、海上発射型の極超音速ミサイル「ツィルコン」も実戦配備されるとしていて、ロシアとしては、ウクライナへの軍事支援を続けるアメリカなどをけん制する狙いがあるとみられます。
また、プーチン氏は予備役の動員をめぐり、「問題には早急に対応する必要がある」と語り、国民の不満に配慮する姿勢もアピールしています。
一方、ショイグ国防相は、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟などの動きを受け、ロシア軍の兵士を115万人から150万人に増やす必要があると提案しました。
プーチン氏は今年8月に兵士の増員を命じ、来年から115万人にすると発表したばかりでした。
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