名古屋高速で唯一のトンネル「東山トンネル」

2人を案内してくれるのは、名古屋高速道路公社の三橋さんと上村さん。まずは、中心市街地から名東区・高針(たかばり)までの「東山線」に存在する名古屋高速で唯一のトンネル「東山トンネル」へ。

このトンネル内には事故や火災を想定した避難路が設けられているそうで、その道は普段は入れない“ある施設”へ通じているといいます。

名古屋高速を四谷出口で降り、走ること5分。すると、特徴的な見た目をした建物が現れます。到着したのは、東山動植物園の南にあり、東山トンネルの上に位置する「緑橋(みどりばし)換気所」。

(名古屋高速道路公社・三橋さん)
「トンネルから非常時に上がってくる避難路の中の1つが、この緑橋換気所の中と繋がっている。それだけでなく、名古屋高速を支えるいろんな設備も入っている」

地下5階から地上5階まであるこの換気所には10本の煙突が設置されており、それを覆う形で造られた結果、特徴的な外観になったそう。これは都市の景観を損なわないためという狙いがあると言います。

さらに三橋さん曰く、ここでは避難路のほかにも名古屋高速の安全を支えるさまざまな設備が見られるとのこと。4人は、地下4階のトンネルがあるフロアへ向かいます。

すると、事故や火災の対処に必要不可欠な「車両転回路」と呼ばれる広い空間に到着。上り線の扉と、反対側には下り線の扉があり、「消防車などの車両が渋滞でたどり着けないことが無いよう、Uターンして現場に行けるようなスペースになっている」とのこと。

上り線に繋がる扉を開けると、すぐ目の前には車道が。勢いよく車が何台も通り過ぎていきます。あまりの近さに、橋本さんも石井さんは「笑っちゃう」と大興奮!

車両転回路の隣の空間には、管制室と通話が可能な非常電話が設置されており、有事の際には地下4階から階段を上がり避難します。しかし、これまで訓練以外では一度も使われたことはないそうです。