手術ミスで、民事裁判では損害賠償を命じられた医師の男。刑事裁判でもミスを認めました。

 起訴状などによりますと、兵庫県の赤穂市民病院に勤務していた医師の松井宏樹被告(47)は2020年1月、80代の女性の腰の骨を手術した際、誤って腰の神経の一部を切断し、両足まひなどの後遺症を負わせた罪に問われています。

 2月9日神戸地裁姫路支部で開かれた初公判で松井被告は起訴内容を認め、弁護側は「指導医の指示で不慣れなドリルを用いた。松井被告ひとりの責任にはできない」などと主張。

 一方、検察側は冒頭陳述で「松井被告は止血措置を十分にとらず、視界確保をしないまま、ドリルを使った」などと指摘しました。

 事件をめぐっては女性側が損害賠償を求めて先に民事裁判を起こし、松井被告と赤穂市に約8900万円の支払いが命じられていて、松井被告はその裁判が進む中、在宅起訴されていました。