政府は世界で初めて海底から「レアアースを含んだ泥」の引き上げに成功したと発表しました。
深海魚も泳ぐ水深6000mの海底から、どのように回収したのでしょうか?
研究プロジェクトのチームリーダーである石井正一氏がスタジオ生出演。
「国産レアアース」開発の展望についても詳しく聞きました。

発見された「レアアース泥」何がすごい?

埋蔵量は世界の需要の数百年分を満たすという試算も
◎放射性物質などの有害物質をほとんど含まない
1日350トンのレアアース泥を採取すれば、経済性が見出せる可能性も

回収場所は、東京から1900km離れた南鳥島沖です。

1月12日、探査船「ちきゅう」は静岡県の清水港を出港。18日に「ちきゅう」から採鉱機を降下させました。
そして2月2日、南鳥島沖の海底約6000mにあるレアアースを含んだ泥を、世界で初めて回収しました。
内閣府の大型研究プロジェクトの一環として行なわれたものです。

恵俊彰:
世界の需要の数百年分を満たす量が、日本のすぐそばにあるってことですよ。

内閣府プログラムディレクター 石井正一氏:
日本にとって、そして世界にとっても「明るい光」になるんじゃないかと思います。

スタジオには、「レアアース泥」の実物が・・・

内閣府プログラムディレクター 石井正一氏:
これが6000mの海底にあるレアアース泥の本物で、2018年に(試験的に少量を)採ったものです。海水を抜いてマッドケーキ状態にして、分離精製し、最終的にジスプロシウム・テルビウム・ネオジムなどになります。