4日は高市内閣の現役閣僚を軸に、与野党が対決している広島2区の情勢についてお伝えします。
広島2区は、広島市西区、佐伯区、大竹市、廿日市市で構成されます。立候補しているのは、4人の候補。JNNのインターネット調査にRCCの取材を加味した序盤の情勢分析では、自民・前職の平口洋氏が優位に立っていて、国民・前職の福田玄氏が追う展開です。共産・新人の岡田博美氏は共産支持層を固め、参政・新人の佐藤由紀子氏は支持層の広がりを図っています。
自民・前 平口洋氏
「物価高に対応するのに消費税の食品部分、これについては今、8%ですが、ゼロにしようと」

7回目の当選を目指す、自民・前職の平口洋氏です。去年10月、発足した高市内閣で法務大臣に就任しました。選挙戦では、物価高対応として食料品の消費税ゼロを訴えています。また、核兵器廃絶への意欲も語っています。
自民・前 平口洋氏
「地域内で多くの方が原爆で亡くなられたと。核兵器廃絶ということは、どうしても私はやらなければいけないと思っております」
ただ今回は、自公連立政権の解消を受け、公明が広島2区で自主投票のため、前回までのような支援は期待できません。選挙サンデーには前日に青森で転倒したという、元オリンピック・パラリンピック担当大臣の橋本聖子・参議院議員が駆けつけました。
自民党 橋本聖子参院議員
「(私の)ご心配はしていただかなくて大丈夫です。法務大臣、大変です。高市内閣を支える第一人者の平口さんを万が一のことがあっては、この国がしっかり前に向けて走っていくことができない」
自民・前 平口洋氏
「今まで与党だった公明党の皆さんが、みんな外れるということで私も非常に影響は強く受けるわけで、なんとか、わらにもすがる思いでございます」
平口氏は連立を組む維新の推薦を今回、初めて得るなど、幅広い層から支援を得たい考えです。
自民・前 平口洋氏
「牡蠣の問題とか自動車の(関税)問題。全国的には物価高、消費税の問題というふうなことを訴えかけていきたいと思っています」
国民・前 福田玄氏
「ガソリン代、安くなりましたよね。実感を持っていただける。去年、おととし、皆さんが投票して、そして政治を変えていただいた。そのことによって暮らしが変わりました」
国民・前職の福田玄氏です。前回、2024年の衆院選では、小選挙区で自民前職に敗れましたが、比例で復活当選しました。今回はガソリン税の暫定税率廃止や「年収の壁」引き上げなどを、党の実績としてアピールしています。
国民・前 福田玄氏
「今回、皆さんが選んでいただいた与党過半数割れ。そうしたことによって私たち国民民主党が掲げた政策が前に進むことができた。どうか皆さんに、この改革を一緒に進めていただく、その推進力になっていただく」

一方、選挙戦で福田氏が自民・前職を追う展開と報じられる中、選挙サンデーには党の榛葉幹事長が駆けつけました。
国民民主党 榛葉賀津也幹事長
「皆さん、この時代はね、黒船も来ないし戦争もないよ。だけどもっと怖い敵がいるね。それは我々の中にある諦めという敵。政治に無関心になるのは簡単だ。でも誰一人政治に無関係で生きていくことはできない。もっと手取りを増やそう。もっと壁をぶっ壊しましょう」
国民民主党 榛葉賀津也幹事長
「各党、ラストサンデーだから一番力を入れているところに日曜日に入るって、これ鉄則だね。先週、玉木(代表)と話してね、やっぱり広島だろうと」
福田氏は自身を知ってもらおうと、市街地を中心に街頭演説をしながら、SNSに重点を置いて積極的に発信しています。
国民・前 福田玄氏
「基本的には無党派の皆さんに訴えかける必要があると思っていますので、今までやってきたSNSの戦略もきちんと拡散できるようにやっていく部分と、人通りが多いところとか、そういったところを重点的に顔見せながら、ハイブリッドにやっていければなと思っています」
共産・新 岡田博美氏
「私は戦争は絶対反対です。戦争だけは駄目だと思っています。戦争反対、核兵器廃絶に向けて頑張ります」
共産・新人の岡田博美氏です。看護師の岡田氏は医療・介護の現場で働いてきた経験から、命や暮らしを大切する政治の実現を目指すといいます。
共産・新 岡田博美氏
「一旦、戦争が始まってしまうと、今のロシアとウクライナのように戦争を終えることはとても難しくなります。戦争の準備ではなく、憲法9条を生かした対話による外交が大切ではないでしょうか」

岡田氏は選挙区をくまなく回り、街頭演説をこなしながら訴えを続けています。
共産・新 岡田博美氏
「医療と介護の現場で働いてきたので、やっぱり平和の問題と、あと私も3人の子どもを育ててきましたので、やっぱり暮らしの問題。お一人お一人に訴える、そんな思いで回っています」
参政・新 佐藤由紀子氏
「私は外国人土地取得問題を専門分野として訴えていきたい。ただ法整備を整えるということだけでは、この問題は解決しないと思っています」

参政・新人の佐藤由紀子氏です。会社員の佐藤氏は土地や建物の売買の仕事の経験から、外国人が制限なく土地を買っていく実態を実務として経験したとして、外国人の土地取得規制を訴えています。
参政・新 佐藤由紀子氏
「年金だけでは生活できない、相続しても固定資産税が払えない、円安で日本が買われやすくなっている問題も解決しなければなりません」
佐藤氏は実情を知ってもらい、日本をよくしていきたいとしています。
参政・新 佐藤由紀子氏
「今は選挙カーでエリアを回って、短く政策を訴えています。もう本当、ただただ皆様に知っていただきたい、純粋にその一点です」
こちらは、RCCが各候補に行ったアンケートです。各候補に政府の物価高対策などについて尋ねました。

「政府の物価高や資材高騰の対策は十分だと思いますか?」との問いに、▼自民・前職の平口氏は「どちらかといえば十分だ」、▼参政・新人の佐藤氏は「どちらかといえば十分ではない」、▼国民・前職の福田氏は「十分ではない」、▼共産・新人の岡田氏も「十分ではない」と回答しています。














