「再生請負人」鳥塚社長が新たな一手

<食堂車アナウンス>
「食事中に申し訳ございません。こちらアラーム時計で汽笛が録音されています。電車の中でしか購入できない商品です」

運休が長期化するなか、大井川鉄道は2025年12月に「食堂車ツアー」を開催しました。乗客は山あいを走るSL列車の車内で、景色を楽しみながら静岡県内の食材をふんだんに使った弁当を楽しみました。

大井川鉄道 鳥塚亮社長
「大井川鉄道の食堂車オハシにご乗車いただきましてありがとうございます」

このツアーを企画した鳥塚亮さんは、2024年6月に大井川鉄道の社長に就任しました。ローカル鉄道の「再生請負人」として知られ、新潟県の「えちごトキめき鉄道」や千葉県の「いすみ鉄道」を立て直してきました。

鳥塚社長の大鉄での夢は、かつての「ブルートレイン」を静岡の地でよみがえらせることです。

大井川鉄道 鳥塚社長
「やっぱり憧れの列車が走っている地域って、東京や大阪の人から見たら『あそこへ行ってみたい』となる。憧れの地域になるんじゃないですかね」

大鉄再生の切り札として投入したのが、かつて国鉄やJRで活躍した「12系客車」です。2026年1月には、初の夜行列車ツアーを実現させました。

大井川鉄道 鳥塚社長
「この駅の雰囲気が良いですよね、深夜の駅。もともとブルートレインは夜の雰囲気だから良いと思う」

<鉄道ファン>
「北海道から来ました。稚内から来ました」

夜7時台に出発して翌朝9時まで約14時間、大井川本線を何度も往復。かつての寝台特急を彷彿とさせる企画に、全国からファンが集まりました。

<参加した人>
「昭和の汽車旅、夜行列車の雰囲気をここで味わえて楽しかった」