「中国以外の国からの輸入という道も」コスト面も課題に

 また、岡部教授は“コスト面”の課題を指摘。「アメリカのように高コストを受け入れて自国生産にするという道もあるが、中国以外の国からの輸入という道も」あると言います。

 現在、埋蔵量・生産量・精錬シェアともに中国1強となっているレアアース。特に精錬については、安全性や環境への配慮が日本に比べて低いため、圧倒的な低コストで市場を独占しています。

<レアアース埋蔵量>

中国   48.9%(4400万t)
▼ブラジル 23.3%
▼インド  7.7%
(出典:USGS “Mineral commodity summaries 2025”)

<レアアース生産量(世界合計39万t)>

中国    27万t (69.2%)
▼アメリカ  4.5万t(11.5%)
▼ミャンマー 3.1万t(7.9%)
▼その他        (11.3%)
(出典:USGS “Mineral commodity summaries 2025”)

<レアアース精錬シェア>

中国    91%
▼マレーシア 4%
▼ベトナム  1%
▼その他   3%
(出典:IEA “Global Critical Minerals Outlook 2025”)

 将来的には1日最大350tの泥を引き上げたいとしていますが、実用化はまだ先の話かもしれません。

 探査船「ちきゅう」は2月15日に本州に戻る予定だということです。