リニア中央新幹線静岡工区をめぐり静岡市の難波市長がJR東海に苦言です。大井川の水資源の補償問題で県との合意までに12年を費やしたことについて「JR東海の初動対応の不十分さが長期化した大きな要因だ」と述べました。

<静岡市 難波喬司市長>
「JR東海の水問題の深刻さについての認識の不足、あるいは調査分析の不足ということを改めて思い出します。本当に、はっきり申し上げますけど、ひどかった」

難波市長が指摘したのはリニア工事の水問題をめぐるJR東海の対応です。静岡工区では大井川の水資源への影響が懸念されるとして県とJR東海が12年にわたり協議を続けた結果、1月24日、ようやく合意に至りました。

難波市長は副知事としてリニアを担当していた立場を踏まえ、「文書の締結は大きな成果だ」と評価したうえで、JR東海の初動対応を改めて非難しました。

<静岡市 難波市長>
「初動の対応の不十分さが、JR東海への不信感につながって、その後、長く時間がかかる結果の大きな原因になったんだと思います」

一方、環境への影響を議論する市の協議会は別問題として、発生土の置き場などについて引き続き、議論を進めていくとしています。