“格差は仕方ない”と考える人たちの声が政治に反映か 届かないアンダークラスの声

橋本教授が2022年に行った4万人規模のアンケート調査によると、アンダークラスの人たちの声は政治に届きづらい状況であることがわかった。

早稲田大学(社会学) 橋本健二 教授
「アンダークラスは支持政党のない人が圧倒的に多い。選挙で投票している・いつも投票している比率が一番低い。政治に関わるだけの余裕がないということもあると思う」

一方で、所得の再分配に反対し、「貧富の差は仕方がない」と考える人たちの存在も浮かび上がった。

早稲田大学(社会学) 橋本健二 教授
「これらの人々は比率としては13.2%と非常に少ないが、投票に行っている・いつも投票しているという比率が非常に高い。しかも、自民党支持率が非常に高い」

村瀬健介キャスター
「13.2%は、経済的な階級でどの層にあたるのでしょうか」

早稲田大学(社会学) 橋本健二 教授
「実は非常に所得が高い。他の人々に比べて百数十万円も高くて、大学を卒業した高学歴の比率が非常に高い。格差が拡大してもいいのだという立場の人々、『自己責任論』の立場に立つ人々の声を、過剰に政治に反映させてきたと思う」