スナックや風俗でも… 「子どもが幸せなら」困窮する母親の声

非正規で働く50代の女性が、当時小学生だった自分の子どもからもらった手紙には、働く母親を気遣う言葉が書かれている。

「おかあさんへ お仕事がんばったね」
「お仕事がんばって ありがとう」

女性は、10年以上この手紙を大切に持っている。

非正規で働く女性
「ずっと働いてばかりだったので、ごめんなさいって思います。なんか、悪かったなって思うけど、でも、それでも働かざるを得ない」

夫からのDVをきっかけに30代で離婚。PTSDと鬱病が原因で仕事ができなくなり、正社員で働いていた会社を退職した。

薬を飲みながら働けるようになり、モデルルームの受付など短期の仕事を転々としたが、手取りは月約5万円。

当時小学生だった子どもたちを家に残し、夜にスナックで働くこともあったという。「苦しい生活から子どもたちを救い出せるのは自分だけだ」との思いで休みなく働いた。

非正規で働く女性
「自分が納得できる人生を(子どもたちに)送ってほしかった。選択肢の中に大学があるのであれば大学に行ってほしい。いずれにしてもお金が要る。そのためには貯めておかなければいけないという気持ちが強かった」

子どもたちの将来のために貯蓄をと焦り、風俗店でも働くようになったという。

非正規で働く女性
「私にとっては(子どもたちは)大事な存在だから、子どもたちの人生が幸せであれば、私はもうどうでもいい」

最近、社会福祉関係の資格を取得。手取り月16万円、1年で196万円あまりに増えた。

このうち100万円以上を、大学生になった子どもたちに仕送りしている。

それでも、子どもの成人式など出費がかさむときは、風俗店で働く状況から今も抜け出せていないという。

ーーこの先、どうしたいという考えは?

非正規で働く女性
「ないんですよ。別に自殺をしようとは思ってないですけど、ある程度したら、もうぱたって、死んでしまったらいいのになって思うことがある」

女性が今回の選挙に期待することは…

非正規で働く女性
「政治家には頼っても意味がない。私の中では頼る術は政治ではなかった。NPO団体だったり、医者だったり、両親、身近にいる人たちだった。あまりにも遠すぎる、政治と私が」