来年2月6日に開幕するミラノ・コルティナ五輪のアルペンスキー男子代表の相原史郎(25、小泉スキークラブ)が29日、W杯転戦中のオーストリアからオンラインで会見を行った。

今季は1月11日W杯スラローム第9戦で25位に入り、自身初のワールドカップポイントを獲得、その後のヨーロッパカップでは15位、9位と好調をキープ、父親もスキーヤーだったが、五輪には届かず、息子がその夢を叶えた。「父が出場できなかったオリンピックなので、非常に嬉しかったです」と話した相原。

大回転、回転と2種目に出場予定、回転では70年前の1956年、今大会と同じコルティナ・ダンペッツォで行われた五輪で猪谷千春が銀メダルを手にして、日本史上初となる冬季オリンピックのメダルを獲得した。その後は2006年のトリノ五輪で皆川賢太郎が4位、湯浅直樹が7位とメダルにわずかに届かなかった。

相原は「アルペンスキーを盛り上げたいという気持ちが大きいですね。オリンピックは私にとって感謝を皆さんにお届けできる。1本、2本滑る中でこれまでの感謝を伝える」

さらに今大会の出場枠をつかみ取った日本のエース・小山陽平(27、ベネフィット・ワンクラブ)が1月5日の練習中にアキレス腱断裂の大怪我で五輪出場は絶望となった。小山は自身のSNSに「俺の分まで日の丸を背負ってくれ。あとは頼んだ」とコメント。代表選出を伝えた相原は「決まった後はおめでとうという言葉をメッセージでもらった。(小山さんは)自分が取り入れなきゃいけない部分がいっぱいある。僕が繋げるという思いで、怪我した日から、なお競技に向き合いました」と口にした。

五輪での目標を聞かれると「メダル獲得です」と力強く答え「メダル獲得すると、いろんなメディアの皆さんに取り上げてもらえることが多くなると思うので、メダル獲得を目指して攻めていく」と語った。「私自身、すごい荒々しい滑りをする。アグレッシブな動き、滑り、スタートからゴールまで思いっ切り攻めて行く。そういうところを見て、アルペンスキーがかっこいいということを、テレビを見ている皆さんに感じてもらえたら嬉しい」とアピールした。