45年前、事故現場に込められた「愛」

一体いつ、誰が立てたのか?
謎を解く鍵は、かつての住民が保管していた1枚のスナップ写真にありました。

1993年の航空写真では現在の場所に標識は写っていませんでしたが、当時の住民が撮影した写真には、今とは別の場所に立つあの標識の姿がありました。

住民の記憶を遡ると、設置時期は昭和55年(1980年)ごろ。小学2年生の時、学校から帰ってきたら突然、この標識が立っていたことを覚えていました。

そして、当時、この場所の近くで交通事故があり、そのあとにこの標識が立ったのだといいます。

「二度と悲劇を繰り返さないように」――。
およそ45年前、事故を受けて地域の人々の願いを込めて立てられた、いわば「愛の標識」だったのです。