宮城県議会の自民党会派に所属していた議員らが、旧統一教会の関連団体の視察などに政務活動費を支出していたのは違法だとして、仙台市民オンブズマンが宮城県に対し返還を請求するよう求めた裁判の控訴審で、仙台高等裁判所は27日、支出の一部を違法と認め、1万円あまりを返還請求するよう、宮城県に命じる判決を言い渡しました。
この裁判は、宮城県議会の「自民党・県民会議」所属の議員ら4人が、2017年6月から2022年2月までの間、旧統一教会関連団体の活動に出席するための交通費などあわせて50万5816円を政務活動費から充当していたのは違法だとして、宮城県に対して返還請求するよう求めていたものです。
2025年6月、一審の仙台地裁は3万5千円を違法と認定して返還請求するよう宮城県に命じましたが、原告・被告ともに控訴していました。27日の控訴審判決で仙台高等裁判所は、議員ら4人のうち3人が旧統一教会の関連団体が開催した式典に参加した際の支出について、政務活動費の手引に反するため違法と認定し、宮城県に対し、約1万1600円を返還請求するよう命じました。残りの支出については、県政との関連は否定できないなどとしてオンブズマン側の訴えを退けました。
また、一審で違法と認定された支出のうち、元県議1人の約2万3300円分の支出については適当な支出と認めました。判決を受け、仙台市民オンブズマンは「議員の後付けの陳述や証言を無批判に採用していて、不当な判決と感じている」とコメントしています。














